ゴールドカード×ポイ活——得の本体は『年会費を無理なく回収できる使い方があるカードを選ぶこと』
ゴールドカードのポイ活は「年会費を取り戻せるか」の損益分岐で考える
ゴールドカードは一般カードと何が違うのか——最大の差は年会費です。年会費がかかるぶん、特典・ポイント優遇・年間利用ボーナスが充実しており、それらを使いこなせる人には実質的に年会費ゼロ、あるいはプラスになります。逆に使い方が合わなければ、年会費だけが毎年引き落とされ続けます。だからゴールド選びの出発点は「どのカードが一番お得か」ではなく、「自分の利用パターンで、年会費分を無理なく回収できるか」の損益分岐をチェックすることです。
ポイ活の観点では、ゴールドは発行案件として高単価になりやすく(一般カードの数倍が相場)、初年度はポイ活収益で年会費を即回収できる場合があります。さらに年会費の永年無料化条件(年間〇〇万円利用で翌年以降ずっと無料)があるカードなら、初年度にポイ活益で回収 → 翌年以降は条件さえ満たせば実質無料という二段構えが完成します。本記事ではゴールド特有の損益ロジック、特典の元が取れる条件、無料化修行、ヤングゴールド、発行案件の活かし方を整理します。一般カードの発行順序や基本はクレジットカード発行編、複数カードの組み合わせはカードランキング編もあわせてどうぞ。
年会費 vs 特典——ゴールド固有の損益分岐の考え方
ゴールドカードの「元が取れるか」は、主に以下の4つの軸で計算できます。1つ目は空港ラウンジ利用:国内主要空港や成田・羽田・関空の航空会社ラウンジに無料で入れるカードが多く、年1〜2回以上利用する人には実質的な金銭価値があります。2つ目は旅行付帯保険:海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険・航空遅延補償などが自動付帯または利用付帯で付くカードが多く、旅行保険を別途購入している人には保険料の節約になります。3つ目はポイント優遇・還元率アップ:特定ショップや電子マネー経由でのポイント倍率が一般カードより高いケースがあり、日々の決済でじわじわ差が出ます。4つ目は年間利用ボーナス:一定額以上の利用でボーナスポイントが付与される仕組みを持つカードがあり、条件に届けば年会費分を実質補填できます。
| 特典軸 | 元が取れる利用パターン | 注意点 |
|---|---|---|
| 空港ラウンジ | 年1回以上国内・海外を利用する人 | 同伴者の有料・無料はカードによって異なる |
| 旅行付帯保険 | 年1回以上海外旅行する人/別途保険を購入している人 | 補償額・自動付帯/利用付帯の違いに注意 |
| ポイント優遇 | 対象経済圏でよく買い物する人(楽天・Amazon等) | 倍率は変更になる場合があるため公式で最新確認 |
| 年間利用ボーナス | 条件額を固定費集約で無理なく超える人 | 上限・条件は改定されることがあるため公式で確認 |
「4つのうちどれか1つでも使える特典があるか」を自分の生活に照らして確認しましょう。ラウンジも旅行保険も使わず、利用額も条件に届かない——という状況では、一般カードの方が合っている可能性があります。年会費・特典の詳細は必ず各公式サイトとポイナビで最新情報を確認してください。
「元が取れるか」をあいまいな感覚で済ませず、特典を一度「自分の年間利用」で金額に換算してみると、損益がはっきり見えます。やり方はシンプルで、①空港ラウンジは「年に何回使うか × 1回あたり別途払えばかかる料金の目安」、②旅行保険は「別途その補償を保険として購入した場合の年間保険料の目安」、③ポイント優遇は「自分の年間の対象決済額 × 一般カードとの還元率差」、④年間利用ボーナスは「自分の利用額で実際にもらえるボーナス分」——をそれぞれ概算し、合計します。この合計が年会費を上回れば「元が取れる」、下回れば「一般カードのほうが合う」という判断になります。重要なのは「使わない特典は金額換算でゼロ」と正直に見ること。ラウンジが付いていても年1回も空港に行かないならその価値はゼロですし、保険を別途買っていない人にとって付帯保険の節約効果は限定的です。「付いているからお得そう」ではなく「自分が実際に使う分だけ」で数えると、本当に元が取れるカードが見えてきます。具体的な料金・補償額・倍率は時期で変わるため、各公式で最新を確認してください。
交換先を先に決める——ゴールドの発行報酬を「年会費の支払い原資」に変える順序
ゴールドカードのポイ活で最初に決めるべきは、どのサイトを使うかではなく、受け取った報酬を最終的に何に変えるかです。理由は単純で、ゴールドの年会費は現金または口座引き落としで出ていくのに対し、ポイ活の報酬はサイト独自のポイントとして入ってくるからです。ここが噛み合っていないと、帳簿上は「年会費を回収した」つもりでも、手元の現金は減ったままになります。年会費の実質相殺を狙うなら、現金化(銀行振込)か、そのカードの支払いに充当できるポイントへの交換を出口に据えるのが筋の通った設計です。
出口が決まれば、逆算で選ぶ順序が見えてきます。たとえば銀行振込を出口にするなら、振込に対応しているサイトの中から発行案件の単価を比べる、という順番になります。カード会社系のポイントや共通ポイントへの交換を出口にするなら、その交換ルートを持っているサイトに候補を絞ってから単価を見ます。単価の高いサイトを先に選んでしまうと、後から「欲しい出口がなかった」と気づき、使い道の薄いポイントを抱えることになります。交換先の一覧・レート・手数料はサイトごとに異なるうえ改定もあるため、申し込みボタンを押す前に各サイトの交換ページで確認してください。
塩漬けの典型は、最低交換額に届かないまま放置するケースです。ゴールドの発行報酬は単価が大きいので一件で交換ラインを越えやすい一方、複数のサイトに一件ずつ分散させると、どこも半端な残高で止まります。ポイントには有効期限や一定期間無操作での失効ルールを設けているサイトもあるため、出口を一つに定め、そこへ集約する運用のほうが安全です。
年会費永年無料化の構造——「修行」はどこまで現実的か
一部のゴールドカードには、年間利用額が一定条件を超えると翌年以降の年会費が永年無料になる仕組みがあります。代表的なのは「年〇〇万円以上の利用で翌年以降ずっと年会費無料+年間ボーナスポイント付与」タイプで、条件さえ満たし続ければ年会費の心配が不要になります。
この「無料化条件達成」をポイ活コミュニティでは俗に「修行」と呼ぶことがあります。条件額が大きい場合、固定費(光熱費・通信費・サブスクリプション・保険料)をすべてそのカードに集約することで、追加出費ゼロのまま利用額を積み上げる方法が現実的です。「無料化のために不要な買い物をする」のは本末転倒なので、あくまでも元々払う支出の付け替えで条件を満たすことが前提です。
固定費集約の考え方:家賃(口座振替が多いが管理費等をカード払いにできる場合も)・電気・ガス・水道・スマホ・インターネット・動画配信・音楽配信・保険料など、毎月必ず払うものをゴールドカードに集約することで、日常の出費をそのままカード利用額として積み上げられます。対象・条件は各サービスにより異なりますので、最新は各公式サイトでご確認を。固定費の節約・集約編も参考にどうぞ。
年会費無料化の条件額・ボーナス内容は改定されることがあります。申込前に必ず公式サイトで現在の条件を確認してください。
年会費の永年無料化は「一度達成したら終わり」ではなく、カードによっては毎年その条件を満たし続ける必要があるタイプもあります(「初年度の条件達成で以降ずっと無料」になるカードと、「毎年〇〇万円利用が継続条件」のカードがあり、仕組みはカードごとに異なります)。だからこそ、無料化のあとも年に一度は「今の自分の利用状況で条件を満たせているか」を確認する習慣が大切です。とくに、固定費の集約でギリギリ条件をクリアしている場合、サブスクの解約や光熱費の変動、決済先の見直しなどで利用額が下がると、気づかぬうちに条件を割り込んで翌年から年会費が復活する、ということが起こりえます。年間利用額をカードの明細やアプリで定期的に確認し、条件に届きそうにない年は早めに支出の集約先を調整するか、その年会費を払う価値が今もあるか(特典を使えているか)を見直しましょう。条件額やボーナス内容は改定されることもあるため、毎年公式の最新情報を確認するのも忘れずに。もし「特典も使わず、条件達成も負担」になってきたら、無理に保有を続けず、解約も含めて損益を再判断するのが合理的です(解約は発行報酬の承認後・継続利用実態を作ったうえで検討を)。固定費集約の考え方は固定費の節約・集約編も参考に。
世帯でゴールドを持つ——分担の考え方と、越えてはいけない規約の線
ゴールドカードは年会費という固定費を伴うため、世帯単位で考えると設計の自由度が上がります。典型的なのは、家計の固定費をまとめる主軸カードを世帯で一枚に決め、その名義人が年間利用条件や無料化条件を狙う形です。電気・ガス・通信・保険料といった支払いを一人に集約すれば、個人では届きにくい年間利用額のラインに現実味が出てきます。固定費そのものの見直しと組み合わせる考え方は固定費の見直しとポイ活経由の二重取りの整理が参考になります。一方で、配偶者は別の系統のカードを持ち、ラウンジや保険といった特典の種類を世帯で分散させる、という組み方も成立します。
ここで必ず押さえておきたいのが、ポイントサイト側の規約です。ほぼすべてのサイトが「一人一アカウント」を原則として明記しており、同一人物が複数の会員登録をすることは禁止されています。家族がそれぞれ自分の名義・自分のメールアドレス・自分の意思で登録し、自分名義のカードを申し込むぶんには問題ありませんが、一人が家族の名前を借りて複数アカウントを作る、あるいは家族のアカウントを本人に代わって操作して申し込む、といった行為は規約違反に当たり得ます。発覚するとポイント没収やアカウント停止という結果になり、ゴールドの高い発行報酬ごと失うことになります。得を取りに行くはずが、最も割の合わない失敗になる領域です。
カード会社側にも別の線があります。クレジットカードの申込は本人が行うことが前提で、名義人本人以外が申し込むことは認められていません。また同一世帯であっても、家族カードは本会員に紐づく付帯カードであり、本会員の申込とは扱いが異なります。家族カードの発行がポイントサイト案件の成果条件に含まれるかどうかは案件ごとに定められているため、成果条件の記載を申込前に読むほかありません。年間利用額の集計に家族カードの利用分が含まれるかどうかも、カードによって扱いが分かれます。
実務的な進め方としては、まず世帯で誰がどのカードを持つかという役割を決め、次にそれぞれが自分のアカウントから自分名義で申し込む、という順序を守ることです。同じ時期に世帯全員がまとめて申し込むと、家計としての審査上の見え方や引き落とし日が集中する問題も出るので、カード発行の申込ペースと発行順序の考え方を世帯にも当てはめ、時期をずらして進めるほうが無理がありません。
スマホだけでゴールドを申し込む——アプリ起動によるクッキー分断を避ける手順
ゴールドカードの発行案件は単価が大きいぶん、成果が付かなかったときの損失も大きくなります。スマホだけで完結させる場合、経由の記録が途中で切れる原因のほとんどはブラウザとアプリの行き来にあるため、次の順序で操作を固めておくと事故が減ります。
- ① 申込に必要な情報を先に手元へ揃える本人確認書類、勤務先情報、引き落とし口座の情報、年収などをあらかじめ確認しておく。申込フォームの途中で他アプリを開いて調べると、そこで離脱と判定される余地が生まれる。
- ② ポイントサイトはブラウザで開くポイントサイトのアプリから案件ページへ入ると、そこからカード会社サイトへの遷移が別ブラウザや内部ブラウザで開き、クッキーが分断されることがある。標準ブラウザで統一し、案件ページから申込ページまで同じブラウザ内で進める。
- ③ 広告ブロッカーとプライベートモードを切るトラッキング防止機能やシークレットモードは、経由の記録そのものを残さない。申込の直前に設定を確認し、通常モードで案件リンクを踏み直す。
- ④ 案件リンクを踏んだら一気に申込完了まで進むカード会社のアプリがインストールされていると、リンクを踏んだ瞬間にアプリが自動起動して経由が切れることがある。心配ならアプリを一時的にアンインストールするか、起動してしまった場合はブラウザに戻り、案件ページからやり直す。
- ⑤ 完了画面と申込番号を保存するスクリーンショットと申込日時を残しておく。成果が反映されない場合、サイトへの調査依頼に必要になる。
成果の反映時期や調査依頼の受付期間はサイトごとに定められているため、申込直後に自分の使うサイトのヘルプで確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
ヤングゴールド・学生ゴールド——年会費を抑えて特典を先取りする選択肢
20代・学生向けの「ヤングゴールド」は、通常のゴールドと比べて年会費が低く抑えられている場合が多いのが特徴です。空港ラウンジや旅行保険などゴールドの主要特典を利用しつつ、一般カードより高い発行単価でポイ活もできる点が強みです。
ヤングゴールドを選ぶメリットは3点あります。①年会費のハードルが低い——損益分岐のラインが低くなるため、特典を活用する機会が少なくても元が取りやすい。②クレヒスの育成——若いうちからゴールドを保有することで、将来的なプラチナ・ブラックカードへのアップグレードや審査に有利に働く可能性があります。③年齢上限があることが多い——一定年齢になると自動的に通常ゴールドに切り替わるカードもあるため、発行可能な年齢のうちに申し込むことが条件です。年齢条件・切り替え時の年会費変更は必ず各公式で確認してください。
ポイ活の観点では、ヤングゴールドも発行案件として一般カードより高単価になる傾向があります。ただし通常ゴールドほどの単価にならないケースも多いので、ポイナビで各サイトの案件単価を比較してから申し込みましょう。
ヤングゴールドを選ぶときに合わせて見ておきたいのが、「年齢上限を超えて通常ゴールドへ自動切り替わる時点」での損益の変わり方です。ヤングゴールドは年会費が抑えられているぶん損益分岐のラインが低く、特典をあまり使わなくても元を取りやすいのが利点ですが、切り替え後は年会費が上がるカードが多く、同じ特典でも損益分岐のラインが上がります。切り替えのタイミングで「通常ゴールドの年会費を、その時の自分の利用・旅行頻度で回収できるか」を改めて試算し、合わなければ一般カードへのダウングレードや他カードへの乗り換えを検討する——という見直しを、切り替え前に予定しておくと無駄がありません。一方で、若いうちからゴールドを継続保有することはクレヒス(信用情報の利用実績)を長く積む意味があり、延滞なく使い続けた実績は将来の審査や上位カードのインビテーションで有利に働く可能性があります。「年会費の損益」と「クレヒスの長期育成」の両面を見て、切り替え時に続けるか・見直すかを判断しましょう。発行ペースや順序はクレジットカード発行編も参考に。
発行案件でポイ活——初年度回収の現実的な組み立て方
ゴールドカードの発行案件は、ポイ活サイト経由で申し込むことで、ポイントバック・キャッシュバック相当の報酬を受け取れる仕組みです。年会費有料のゴールドは一般カードと比べて案件単価が大幅に高くなることが多く、発行ポイントだけで初年度の年会費を補填できるケースがあります。
- 各サイトの単価を必ず比較する:同じカードでも、ポイ活サイトによって付与単価が大きく異なります。申し込む前にポイナビで各社の現在単価をチェックするのが基本です。
- 条件をよく読む:「カード発行のみ」「初回利用〇円以上」「特定サービスの登録」「〇ヶ月以内の利用」など、承認条件がカードや時期によって異なります。条件を満たさないと報酬が付与されないため、申し込み前に必ず確認を。
- 月1枚ペースを守る:高単価だからといって複数枚を同時に申し込むと、クレジット審査に影響が出る可能性があります。ゴールド発行は月1枚を目安に計画的に。発行ペースの詳細はカード発行編で。
- Cookie切れに注意:ポイ活サイトを経由してからカード申し込みページに進む際、途中でブラウザを閉じたり別タブを開きすぎると追跡が途切れることがあります。経由後は1セッションで申し込みを完結させましょう。
発行報酬だけを受け取ってすぐ解約するのはリスクがあります。成果が取り消される可能性があるほか、クレジット履歴に短期解約の記録が残り、将来の審査に影響することがあります。年会費永年無料化の条件を満たしながら継続利用するのが、発行案件とカード特典の両方を活かす正しい順番です。
用語ミニ辞典 — ゴールドカードのポイ活の言葉
「年会費を無理なく回収できるか」を損益分岐で判断するための言葉を整理します。年会費・特典・無料化条件・案件単価は時期で改定されるため、最新は各カード公式とポイナビで確認してください。
| 用語 | 意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| 年会費/損益分岐 | 毎年の費用/元が取れる分かれ目 | 特典の金銭価値で回収判断 |
| 永年無料化(修行) | 条件達成で翌年以降ずっと無料 | 固定費の付け替えで達成 |
| 自動付帯/利用付帯 | 持つだけ有効/旅行代金カード払い条件 | 旅行保険の発動条件が違う |
| 空港ラウンジ | 出発前に使える無料ラウンジ | 同伴者は有料のことが多い |
| 年間利用ボーナス | 年間一定額利用で付与される特典 | 条件・上限は改定あり |
| ヤングゴールド/クレヒス | 若年向け/信用情報の実績 | 年齢上限・切替後の年会費 |
用語と各カードの最新条件は変わります。詳しくはクレジットカード発行編・カードランキング編・固定費の節約・集約編へ。
年会費とポイ活報酬の差引——利用額別に「仮の数字」で年間収支を出す
ゴールドが得かどうかは、年会費という確定した支出に対して、還元とポイ活報酬という変動する収入がいくら乗るかで決まります。以下は仮に年会費11,000円のゴールドを想定し、通常還元率を仮に0.5%、対象店舗などの上乗せ分を含めた実効還元率を仮に1.0%と置いたときの試算です。発行報酬は初年度のみ加算し、仮に15,000円相当としました。実在のカードや特定サイトの実際の料率ではなく、あくまで計算の型を示すための数字です。
| 月の利用額 | 年間利用額 | 還元(仮に1.0%) | 年会費との差引(2年目以降) | 初年度(発行報酬15,000円を加算) |
|---|---|---|---|---|
| 2万円 | 24万円 | 2,400円 | −8,600円 | +6,400円 |
| 5万円 | 60万円 | 6,000円 | −5,000円 | +10,000円 |
| 8万円 | 96万円 | 9,600円 | −1,400円 | +13,600円 |
| 10万円 | 120万円 | 12,000円 | +1,000円 | +16,000円 |
| 15万円 | 180万円 | 18,000円 | +7,000円 | +22,000円 |
読み取れるのは、初年度は発行報酬があるためどの層もプラスになる一方、2年目以降は月10万円あたりが分岐点になるという構造です。ここに年間利用ボーナスや年会費無料化条件が乗ると分岐点は大きく下がるので、自分のカードの条件を当てはめて再計算してください。発行案件の単価はサイトと時期で変わるため、申込直前に複数サイトを比較するのが前提です。
迷いどころを条件で切る——ゴールド選びのA/B分岐表
ゴールドカードのポイ活では「どちらも一理ある」で止まりがちな分岐がいくつもあります。ただし自分の利用額と旅行頻度を数字で決めれば、ほとんどの分岐は片方に寄せられます。以下は条件ごとの結論です。
| 迷う分岐 | Aを選ぶ条件 | Bを選ぶ条件 | 結論 |
|---|---|---|---|
| A:無料化条件付きゴールド / B:年会費固定の高特典ゴールド | 年間利用額が無料化ラインに届く見込みがある | ラウンジ・保険を年に何度も使い、金額価値が年会費を上回る | 利用額が読めるならA。旅行頻度が高い人だけB |
| A:発行単価の高いサイト / B:交換先が自分に合うサイト | 目的の交換先を両方が備えている | 単価は劣るが銀行振込など出口が確保できる | 出口が先。同条件ならA、出口が無ければB |
| A:今すぐ申し込む / B:単価が上がる時期を待つ | 年会費初年度無料など時限特典が付いている | 他社カードを直近で申し込んだばかり | 申込間隔が空いていないならB。空いていればA |
| A:ヤングゴールド / B:通常ゴールド | 年齢条件を満たし、利用額が年60万円前後まで | 年間利用額が大きく、無料化や年間ボーナスを狙える | 利用額が小さいうちはA、増えたらBへ切替 |
| A:固定費を1枚に集約 / B:複数カードに分散 | 年間利用条件や無料化条件を狙っている | 店舗別の高還元を最大化したい | ゴールドを持つならA。分散は条件達成後に |
共通しているのは、判断材料が「年間利用額」と「特典を実際に使う回数」の二つに収れんする点です。この二つを直近12か月の明細から拾い出せば、表のどの行も自分で結論を出せます。カード同士の比較で迷うときはランキングを使った絞り込み方も併用してください。
自分の利用額で元が取れるかを確認する手順
- ① 年会費と主要特典の金銭価値を確認する各カードの年会費(税込)を調べ、空港ラウンジ・旅行保険・年間ボーナスポイントを自分が利用した場合の価値を試算する。ただし特典内容・条件は改定されるため、公式サイトで最新版を確認すること。
- ② 月の固定費合計を出す光熱費・通信費・サブスクなど毎月必ず払う費用を合計し、年換算する。この額がカードに集約できる利用額の基準になる。
- ③ 年間利用ボーナスの条件と比較する年間ボーナスの条件額(例:年〇〇万円以上)と自分の固定費年額を比較する。固定費だけで条件に届くなら「無理なく達成」と判断できる。不足分を埋めるために追加出費するのはNG。
- ④ ポイ活サイトの発行単価をポイナビで比較するポイナビで対象カードの発行案件単価を各サイト横断で比較し、最高単価のサイトを経由して申し込む。
- ⑤ 経由→申し込みを1セッションで完結させるポイ活サイトからカード申し込みページに進み、別タブ・別ブラウザを挟まずそのまま申し込みを完了する。
- ⑥ 固定費をカードに集約し、特典を使い始めるカード到着後に固定費の支払い先を変更し、ラウンジ・保険などの特典を実際に活用する。利用額の積み上げ状況を定期的に確認する。
ゴールド特有の失敗パターンと回避策
- 「発行単価が一番高いカード」を先に申し込む:発行報酬の大きさだけで選ぶと、年会費を回収できる特典・条件と自分の利用スタイルが合わず、翌年以降に後悔しやすい。まず損益分岐を確認してから発行サイトの単価比較をする順番を守ること。
- 年会費無料化の条件額を不要な買い物で埋める:「あと〇万円で条件達成」と思って不要なものを購入するのは本末転倒。固定費の付け替えで届かない場合は、その条件額のゴールドが自分に合っていない可能性がある。
- ラウンジを使わないのにラウンジ目当てで選ぶ:年に一度も国内線を使わない人が空港ラウンジ付きカードを選んでも、その特典の価値はゼロ。自分の実際の行動パターンを正直に棚卸しすること。
- 旅行保険を確認せずに使わない:付帯旅行保険は「自動付帯(旅行代金をカードで払わなくても有効)」と「利用付帯(旅行代金のカード払いが条件)」でカバー範囲が全く異なる。条件を読まずに「保険が付いているから安心」と思い込むのは危険。
- 複数のゴールドを短期間に申し込む:審査情報が集中するとクレジットスコアに影響する可能性がある。年2〜3枚が現実的な上限ペース。発行ペースの詳細。
- 発行即解約でポイントが取り消される:カード会社が利用実態のない短期解約を検知するとポイ活報酬が承認されないケースがある。継続利用を前提として申し込むこと。
よくある質問
ゴールドカードは年会費が怖い——初年度はどうやって回収するの?
年間〇〇万円の利用条件——届かなかったらどうなる?
ヤングゴールドと通常ゴールド、どちらを選ぶべき?
空港ラウンジは同伴者も無料になるの?
旅行保険は「自動付帯」と「利用付帯」のどちらがいいの?
一般カードのランキングとゴールドカードは何が違う?
ゴールドカードは審査が厳しい?一般カードとの違いは?
ゴールドの先にあるプラチナ・ブラックは狙うべき?
ゴールドの特典が自分に合うか、どう見極めればいい?
年会費の無料化条件を達成した後、ずっと維持するには?毎年確認すべきことは?
ゴールドカードを解約すると、ポイントサイトの報酬は取り消されますか?
一般カードからゴールドへの「切替(アップグレード)」でもポイントサイトの報酬はもらえますか?
主要案件のポイントサイト別 還元 実測比較
当サイトが各ポイントサイトを定期巡回して記録した実測データです。同じ案件でもサイトによって還元・条件が異なります。
三井住友カード
| サイト | 案件名(掲載表記) | 還元(実測原文) | 円換算目安 | 90日推移 | 実測日 |
|---|---|---|---|---|---|
| Powl | 三井住友カード Visa Infinite | 300,000pt | ≈ 30,000円 | 変動なし | 2026-08-16 |
| ポイントインカム | 三井住友カード Visa Infinite | 300,000 pt | ≈ 30,000円 | 変動なし | 2026-08-07 |
| ハピタス | 三井住友カード Visa Infinite | 30,000 pt | ≈ 30,000円 | 変動なし | 2026-06-10 |
| ワラウ | 三井住友カード Visa Infinite | 30,000pt | ≈ 30,000円 | 変動なし | 2026-08-25 |
| ちょびリッチ | 三井住友カード(NL) | 16,000pt | ≈ 16,000円 | 5,000〜18,000pt | 2026-09-01 |
| フルーツメール | 三井住友カード ゴールド(NL)+家族カード | 149000P | ≈ 14,900円 | 98,000〜149,000pt | 2026-08-09 |
| ポイントタウン | 三井住友カード(NL) | 14,000 | ≈ 14,000円 | 9,000〜14,000pt | 2026-09-03 |
| モッピー | 三井住友カード ビジネスオーナーズ(カード発行) | 14,000P | ≈ 14,000円 | 10,000〜16,000pt | 2026-09-01 |
エポスカード
| サイト | 案件名(掲載表記) | 還元(実測原文) | 円換算目安 | 90日推移 | 実測日 |
|---|---|---|---|---|---|
| ポイントインカム | 9月超高還元!エポスカード【最短4日付与】 | 合計 130,000 pt (13,000円分) | ≈ 13,000円 | 100,000〜130,000pt | 2026-09-04 |
| ハピタス | エポスカード【最短4日付与】 | 12,000 pt | ≈ 12,000円 | 11,500〜15,000pt | 2026-09-01 |
| モッピー | エポスカード【最短4日付与】 | 12,000P | ≈ 12,000円 | 11,000〜13,000pt | 2026-08-17 |
| ワラウ | 【最短4日付与!】エポスカード | 10,500pt | ≈ 10,500円 | 変動なし | 2026-08-26 |
| ちょびリッチ | エポスカード | 9,500pt | ≈ 9,500円 | 8,500〜19,000pt | 2026-09-04 |
| Powl | 【最短4日付与】エポスカード | 70,000pt | ≈ 7,000円 | 変動なし | 2026-08-16 |
| フルーツメール | エポスカード | 61000P | ≈ 6,100円 | 変動なし | 2026-09-01 |
| げん玉 | エポスカード | 41,437pt (4,143円相当) | ≈ 4,143円 | 変動なし | 2026-08-27 |
| ポイントタウン | エポスカード | 3,750 | ≈ 3,750円 | 変動なし | 2026-08-27 |
※ 円換算は pt 建て案件のみ、各サイトのポイントレートで算出した目安です(%案件は還元欄の率がそのまま比較基準)。実測日はサイトごとに異なり、還元・条件は変動します。ご利用前に必ず各サイトの最新表記をご確認ください。案件名が異なる行は条件・対象が異なる別案件の可能性があります。
この案件を全サイト横断で見る
上の表の案件は、掲載中の全サイト・記録上の最高値・いまがその何割か までまとめた実測比較ページがあります。
本記事は 2026-08-24 時点の各ポイントサイト公開情報を元に作成しています。還元率・キャンペーン条件・換金ルールは予告なく変更される場合があります。最新情報は必ず各サイトの公式ページをご確認ください。本サイトは各ポイントサイトの紹介プログラムを利用していますが、紹介経由でも利用者が受け取る還元率は変わりません。